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小津安二郎の世界
小津安二郎の生誕110年没後50年を期して世界の映画史に金字塔を打ち立てた小津映画を振り返りながら江戸庶民文化の雰囲気を持つ深川文化と小津映画とのつながりを探りつつ、合わせて日本の映画歴史と映像文化について探求して見たい。それを江東区深川からネット発信する

ギャラリー

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小津安二郎(きりえ)

英国映画協会「Sight&Sound」誌は2012年世界中の映画監督が選ぶベストテンに小津安二郎の『東京物語』(1953年)を第1位に挙げた。小津映画が世界の映画界に文字通りの金字塔を打ち立てた。深川は小津安二郎の生誕地。江東区はそろそろ世界の映画人を迎えることが出来る小津記念館の建設に乗り出してもいいのではないだろうか。2013年8月9日、リニューアルの江東区文化センターで小津安二郎生誕110年記念上映会「秋刀魚の味」が開催された。ゲストに岩下志麻さんが出演した。「小津さんは赤がお好き。それに合わせて、今日は赤のドレスです」と語った。小津さんの「赤いやかん」は知っていたが、確かにどのシーンにも必ず赤のものがある。

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富岡八幡宮(きりえ)

現在の江東区にある北砂や南砂の名称の由来は、昔、摂津国(大阪)出身の砂村新左衛門が開拓した「砂村新田」から来ている。この砂村に富賀岡八幡宮(砂村元八幡宮)が建てられたが、洪水を避けるために寛永6年(1629年)に深川に移築し、名称を富岡八幡宮と改められた。これが現在の現在の深川八幡宮である。砂村(現南砂町)には昔の八幡宮も残されており、村人は元八幡宮と呼んでいた。創建当時の深川八幡は「永代八幡」と呼ばれていた。小津安二郎が深川に生まれて、明治尋常小学校三年生までの幼年期に見てきた江戸時代からの八幡様の夏祭りや深川不動様の縁日の賑わいは転居先の父親のふるさと松坂でも同じ情景だった。

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永代橋(きりえ)

かつて、小津安二郎は「俺は二度と永代橋を渡りたくない」と言ったいう。 昭和11年(1936年)2月、父・寅之助 の死後、兄新一が本家の意に添わずに「小津地所部」を引き継がず銀行員になってしまった。そのため、兄夫婦は品川へ、安二郎は、深川から母や弟と共に芝区高輪町の借家に転居することになった。深川は小津安二郎にとって聖地であり、深川を離れることはどんなに辛いことだったろうか。ここに、「俺は二度と永代橋を渡りたくない」といわしめた真相がある。 深川は子供たちの教育環境によくないという理由で、父親一人を残して一家が松坂に転居した時の原因と同じである。親子二代に渡る本家と分家に関わる身分制度と土地問題が絡んでいた。

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原節子(きりえ)

『晩春』(1949年)で初めて小津映画に出演。いわゆる「小津調」の始まり。『麦秋』(1951年)、『東京物語』(1953年)と「紀子」三部作となり、女優として不動の地位を築いた。1963年12月12日小津監督の通夜に出席したのを最後に「小津の死に殉じるかのように」(高橋始氏)公的な場に一切姿を見せなくなった。現在は鎌倉市で親戚の人と暮らしている。2013年6月17日で満93歳。
「老舗レストランで食事しているご様子からご健在です」と、2013年8月5日の鎌倉麦秋祭でのゲスト門田京藏氏講演の冒頭で語ってくれた。
注:きりえはいずれも深川生まれの馬場哲弥氏の作品。65歳定年後の趣味として始めたもの。写真をパソコンで白黒の版下にした独自の技法。

informationお知らせ

2013年11月9日
宮城まり子監督・脚本・出演『ねむの木の詩がきこえる』(昭和52年・ねむの木)
開場:午後一時(一時三十分上映) 会場:森下ふれあいセンター
2013年10月19日
内田吐夢監督 長塚節原作『』(昭和14年・日活多摩川)
開場:午後一時(一時三十分上映) 会場:森下ふれあいセンター
2013年10月05日
木下恵介監督 『野菊の如き君なりき』(昭和30年・松竹大船)
開場:午後一時(一時三十分上映) 会場:森下ふれあいセンター
2013年09月28日
文学座公演『女の一生』(昭和43年実録)
開場:午後一時(一時三十分上映) 会場:森下ふれあいセンター
2013年09月07日
島耕二監督 宮澤賢治原作『風の又三郎』(昭和15年・日活多摩川)
開場:午後一時(一時三十分上映) 会場:森下ふれあいセンター
2013年08月17日
山本薩夫監督『荷車に歌』(昭和34年・新東宝)
開場:午後一時(一時三十分上映) 会場:森下ふれあいセンター
2013年08月10日
清水宏監督『小原庄助さん』(昭和24年・新東宝)
開場:午後一時(一時三十分上映) 会場:森下ふれあいセンター

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